アーバン




まんじりとした闇の中

淡く

琥珀色の光を放つもの


幼子の頬のよに

陽だまりで寝ている猫のよに

愛しく 儚いもの


手放したくなくて

あこがれて


求めて

求めて

するりと空を舞う


それでもあきらめない

そこにあるから


かならず

あるから


琥珀色の幸福





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